これを溺愛だとは認めない!
普通!!


私、ずっと普通に憧れていた。

だから、凄く嬉しい。

だって、普通なら疎外されたりしないよね……


「ほ、本当です、か!?
どうしたら、普通になれます!?」

「うーん……。その、分厚い眼鏡を外して、眉毛とか整えて、少しメイクしたら良いんじゃない?

私、あんたが努力しないのが嫌いだったから、頑張るなら何でも教えてあげる……」


「あ、ありがとう」

「まずは、手を出してみて!!」


そう言われ右手を差し出した。
< 329 / 429 >

この作品をシェア

pagetop