これを溺愛だとは認めない!
「手……。凄く、綺麗なのに勿体ない」


そう言うと、爪をザラザラしたヤスリみたいなもので擦る雅。


爪の形が綺麗になってゆく__


「わあ、これだけで違う!!」


喜んでいると、風先輩が現れて私の名前を呼んだ。


「たーま!!」

「あ、風先輩っ!」


さっきの事が有るから、意識しちゃって顔が赤くなってしまう__


意識しちゃう、自分が恥ずかしい。



「たま!お前コンタクトにする気有る?」


こ、コンタクト!!
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