これを溺愛だとは認めない!
たまの体を雅がグイグイ押して、俺に抱き着く形になってしまった。


雅よ。

俺、お前の事好きじゃないが良い奴じゃん。


「あ、ご、ごめんなさい……」


顔を真っ赤にして目を逸らすたまが可愛過ぎる。

日本の奥ゆかしい女性って感じだ。


「ちょっと、二人っきりで話してきたら?
てか、もう、2人付き合っちゃいなよ……」


おおお!

言われて嬉しいような、恥ずかしいような。


チラッと、たまの顔をみたら真っ赤になって、俺に気がある事が理解出来る。
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