これを溺愛だとは認めない!
よく分からないけど__


「うん。。。」

「例えばさ、レンちゃんお弁当作るの凄く上手じゃない?

器用なのに自分に手をかけ無さすぎよ?」


お弁当を褒められるのは嬉しい。


「頑張ってみるね……」


トイレに入ると用事を済ませ、手を洗う。


ひとつだけどうしても気になる事が有って、唇を開いた。


「ねえ、雅は私の事今も嫌い?」

「うーん。普通かな……」


嘘でもいいから、少しだけ好きだと言って欲しかった。

私は少しだけ雅と友達になれたんじゃないかと勘違いしていたんだ……。
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