これを溺愛だとは認めない!
「たま!!!話そ!!」

「ごめんなさい……。私、人と話すの苦手なんです……」


なるほど!

たまは凄い内気なのか。


それなら、色んな楽しい事を教えてやりたい。


「なんだ、それ。凄い、可愛いんだけど。
それなら、俺が練習相手になってやるよ」


たまは今頃キュンキュンしているはずだ。


「人とは話せる気がしないので……」

「最初は人に慣れてみたら良いんじゃね?
一緒に居るだけでも違うと思うけど?」

「……」


俺がここまで言っているのに、何で嬉しがらないんだ。

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