これを溺愛だとは認めない!
笑いながらバイクにまたがる、咲。


「雅さん、後ろいいよ……」

「咲先輩!ありがとうございます!」


雅なんかにも気を使って、咲は本当に凄い奴だと思う。


たまを抱き抱えるとバイクの後ろに乗せた。

エンジンを掛けると走り出す。


「たま、行くぞ!」

「は、はい!」


眼科に入るとコンタクトをしても良い許可が降りるのを待った。


たまのチャームポイントでもある眼鏡を取ったら、どんな感じなのだろうか。


これを機会にたまには自信を持って欲しい。

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