これを溺愛だとは認めない!
結構な時間待たされている気がする。


スマホの時計を確認すると良い時間だ__


案の定、待合室に帰ってきたたまと目が合った。

「たま!」

「あ、あのコンタクトどうですか?」


恥ずかしそうな表情でそう聞くたま。

前も可愛いけど、更に可愛くなっていて心配事が増えそうだ。


「目が凄くでかくなったな!小さいのも可愛いけど、でかいのも良い!!」


納得いかない表情を浮かべ、環に近付くたま。


「どうかな?」

「まだ、見慣れないから違和感あるけど……メイクとかしてみたらまた変わるかも……

でも、雅は人にメイクした事ないんだよね……」
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