これを溺愛だとは認めない!
着いた場所は人気の無い水飲み場。


「ふ、風先輩……」


何故か顔を赤らめて、俺の名前を呼ぶたま。


「な、なんだ?」

「わ、私……」

「おう!」

「風先輩の事が大好きです……」


好き?たまが俺を!?

跳ねて飛び回りたい位嬉しい告白__


でも、たまの事だから友達として好きなんて言葉が着いてくるんじゃないかと、ヒヤヒヤしてしまう。


「お、俺もたまの事がずっと好きだった」


そう、たまに恋をするのは一瞬だった。
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