これを溺愛だとは認めない！

私は弱い人間なのに＿＿


そんな事を考えていると、チャイムが鳴り響いた。


寝ていたベッドから起き上がり、布団を畳んでいるとスマホが小さく震えて、メッセージを確認する。


〖たまなら信用出来る気がする！〗


そこには、嬉しい言葉。


本当に、風先輩と友達になれたら嬉しいかも知れない。


変わった人だけど、悪い人では無い気がするから……。


〖ありがとうございます。
でも、接点無いのに？〗


なのに、探るようなメッセージを送り返す自分が嫌い。