これを溺愛だとは認めない!
「誰が、猫の話してるんだよ!!

たまは、人間だ!!あー!!ちなみに『たま』つーのは俺が付けたあだ名だから俺のもんだぞ?」

「うん。分かった」

「でさ、たまが俺を無視するんだが照れていだけに決まっているよな!?」

「なに?
風、好きな人出来たの?」


俺に、好きな人!?


確かにに、最近はたまの事で頭がいっぱいだった。


たまの行動ひとつで落ち込んだり、喜んだりと心が落ち着かないのも事実。


でも__


「なんでだよ!?
好きな人なんて出来る訳ないだろ!!
時間潰しに遊んでいる女は居るけど……」


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