片恋リグレットに終止符を.





指先で握った一片が空気にさらわれて、ゴミ箱へと落ちていく。

ふたりとは反対方向に歩き始めた俺を誰かが見てくれている気がして。




「…っ」


その刹那、よみがえったのは、あの時、嬉しそうにはにかんだ、俺の一番好きだった、菜々の笑顔だった。








『俺なんかじゃ手が届かなくなるくらい、たくさん笑って幸せになれ、菜々』














_.END._
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