彼氏がお父さん!?
転校生
キーンコーンカーンコーン…
少し遅れて先生がやってきた
「HR始めるぞー」
「ねー、先生、転校生まだー!?」
「おっ、お前らは情報が早いな」
「青崎、入って来い」
先生が合図をすると、扉から今朝見た人が入ってきた
この人が本当に転校してきたんだな。と思う
「軽く自己紹介してくれ」
「はい。青崎羽琉【aosakiーharu】です。よろしくお願いします」
「はい、じゃー、あのー、1番後ろの1個空いている席に座ってくれ」
「わかりました」
「あ、ちなみに俺は高柳千智【takayanagiーchisato】だ!たかやんでもさとぴーでも適当に呼んでくれ」
「あはは…ありがとうございます」
先生、転校生くん、話振られて困ってるよ
あれ?今後ろの空いている席だよね…まさか、
…私の隣?
さ、最悪……
ついてないな、私
「よろしくね。城田さん」
『あっ、うん!よろしくね』
ま、まさかの、転校生くんが隣とか、ついてない!!!
しかも、普通に私に話しかけてきた
話しかけないで〜
だけど、授業中とかにペア学習とかあるから最低限は喋らないといけない
はぁ……
ま、まぁ、1ヶ月経てば席替えだってあるし!
ポジティブに考えよ…!
世間的にはイケメンの部類なんだから、イケメンと話せてラッキーくらい思っておこう…
そ、そうそう。皆が羨むこと、なんだから、!!
あはははは……