犬系男子が可愛くてたまりません
「さすが幼なじみ(笑)
君はよく聞いてるんだね」
「付き合いは長いんで……
くやしかったんです
真由呼びをしてるのが
真由香にとって特別なのは知っていたから」
「2人の会話なら真由って呼ぶ
さっきは友達もいたから真由香ちゃんて言っただけだよ」
「そうですか」
「智也くんはどうしてわかってるのに真由って呼ばなかったんだい?」
「付き合ってもないのに呼べないすよ」
「幼なじみだって特別じゃないの?
聞いてみなかったのかい?」
「もう、無理です、真由って呼んでる人がいる時点でダメですよ」
「じゃあ、僕の特権だね、自分の事を真由って呼ぶ可愛さを知ってるのは……」
「俺も小さい時に呼んでたの知ってるんで」
亮介につい張り合ってしまう
「僕は真由って自分のことを言った時に真由って呼びたいって自分から言ったんだ」
「くっ……」
真由香が砂浜を走ってくる
「転ぶよ(笑)」
「亮介さんも泳ごう」
真由香に引っ張られた
「そうだな」
Tシャツを脱ぐ
たくましい上半身に友達もキャア〜と叫ぶ
真由香の友達に何かやってるんですか?と聞かれた
「色々やるけど…サッカーが1番多いかな」
真由香の肩を抱き海へ入っていく
「もう行動がイケメンだよね」
「筋肉もすごい」
「運動好きな真由香にはピッタリかも」
ちぇっ、俺だって筋肉はあるし……
「智也もせっかく来たんだから泳ごうよ」
「だな」
真由香達は少し沖に出ていた
「亮介さんはサッカーばかりだったのに泳げるの?」
「土曜日の午前中にスイミングに通ってたかな」
「ハードスケジュールね(笑)」
「まあ体動かすのは好きだから苦じゃなかったよ」
「智也に…何か言われた?」