犬系男子が可愛くてたまりません

「真由とどうやって出会ったとか、呼び方?

昨日真由って呼んだのが聴こえてたみたいで、気にしてた」

「そっか、でも友達呼んでくれてたのは嬉しかったな」

「優しいね」

「うん、それもよくわかってる…」

「真由はさー、僕のことをお母さんより智也くんに見せたかったんだろ?」

「……そうね、友達がいい距離なのよ

それに昔から智也が好きなのは結構バレてて周りがくっつけたがるのよね」

「真由の気持ちも知らないのに?」

「そう!田舎だから噂もすぐに広まるし……

真由ってズルい女かなぁ」

「でも、それで付き合っても別れた時にまた噂として広まるよ?」

「そうなの…やっぱり亮介さんは真由の事をよくわかってくれるね……好き!」

真由香は泳ぎながら亮介に抱きつき自分からキスをした

友達からは冷やかしの声が砂浜近くから聞こえた

「しょっぱいね(笑)」

「だな(笑)」

夕方まで海で楽しく遊んだ

「智也、みんなを集めてくれてありがとうね

楽しかったよ」

真由香は笑顔でお礼を言う

「いや、いいよ、また集まろうな、中学とか高校の同窓会もしようぜ

成人式もあるしな、いつでも真由香が帰るなら友達集めるよ」

「ありがとう」


同窓会じゃ僕は入れないか……

智也くんに牽制をかけられたな

智也に送ってもらい家に戻った

夕食はお母さんと少しお酒も呑み、亮介さんは疲れていたのか瞼がゆっくり閉じていく

「ほら、布団に行くよ、亮介さん」

「……うん」

真由香に引っ張られて布団に横になると
すぐに軽く寝息をたてていた

お母さんも久しぶりに酔っていて早々と部屋に行き、真由香は台所で後片付けを済ませてから自分の部屋で久しぶりに寝た
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