犬系男子が可愛くてたまりません

俺との将来は考えられなかったってことか

くそ〜勉強して大学の道に行けば何か変わったかな……今更遅いか

はぁ……大きなため息と同時に髪の毛もクシャクシャと掻きむしった



家に戻ると亮介さんに声をかける

「亮介さん!おはよう」

「…おはよ、真由」

いつものように座ったままぼーっとしていた

ふふっこれが可愛いんだよね

髪の毛跳ねてるし


「ご飯たべよ」

「うん」

真由香は亮介さんのくせっ毛の髪を触る

「ん〜」

亮介さんは頭を軽く振る

嫌なんだ(笑)猫みたい

「お腹減った〜」

「うん、食べよ、顔洗ってきて」

「うん」

台所に座った

「いただきます」

「おかわりあるからね」

「うん、鮭おいしー、味噌汁おいしー」

「よく、寝られたかい?」

「あっ、おはようございます

よく寝ました(笑)」

「はい、ご飯のおかわり」

「ありがとう、真由香ちゃんの料理は美味しくて……

お母さん譲りですね」

「そっかな(笑)田舎料理だよねお母さん」

母親も頷く

「ご馳走様でした」

「はい」

お腹いっぱいの亮介は自分のお腹を触っていた

朝から食べすぎたと真由にアピールしている


「真由、今日はどうする?」

「あのね、友達がね、今日帰ってくるんだって、その子に会ってから帰るのでいい?」

「いいよ」

「何時頃になるか電話してくるね」

亮介は母親と2人になった

「何で……うちの子なんだい?

亮介さんならもっとよりどりみどりでさ、真由香は田舎娘だよ」
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