犬系男子が可愛くてたまりません

「話のテンポが合うし一緒にいて楽しいですし、僕の素が彼女の前では出せるんですよね

正直色んな人とお付き合いもしてきましたけど僕から告白したのは初めてで……

まあ、一目惚れですね(笑)

お母さんは智也くん推しですよね?」

「まあ、1番一緒にいたから一緒になるもんだと思ったよ

毎日一緒に登校してたしね

まさか教師になりたいとは思わなかった

頭はいい子だったから大学には進学するとは思っていたけどね、いずれ就職で戻ってくるだろうと……

以外と真由香は私の想像を超えて自分の意志を持ってたんだね」

「僕も小学校の教師を目指してます」

「そうかい、目指すところが同じなんだね」

「これ、僕の連絡先です、置いておきます」

亮介は塾の名刺に携帯番号を書いておいたのを渡した

「ありがとう、世間知らずな娘をよろしくお願いします」

「はい」

亮介は部屋に戻った

「亮介さん…あっごめん!

着替えてたんだね」

真由香は慌てて後ろを向いた

「いいよ」

真由香の顔は照れて真っ赤だった

「何?(笑)昨日泳いだから見たでしょ」

「そうだけど……やっぱり恥ずかしいよ」

「可愛いな…ちゅっ」

軽いキスをする

「あっ、あのね、もうすぐ着くって」

少し話しているとピンポンとなった

「待ってて」

バタバタと玄関に走っていく

「加奈(かな)ー」

「真由香ー」

2人は抱き合った

「上がって〜」

「うん、お邪魔します、これおみやげ」

「ありがとう」

亮介のいる部屋に行く

「亮介さん、親友の加奈です」

「初めまして、田口亮介です」

「橋口加奈です」

加奈は頭を上げた

「あーー、去年のミスター修実の人だ!」
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