犬系男子が可愛くてたまりません
「お姉ちゃんだ、呼んだの!」
加奈は部屋から出ていった
「真由……随分賑やかな子だね」
亮介は引きつった笑いをしていた
「大丈夫だよ、亮介さん、真由は過去の元カノは気にしないから」
「いや、そういう訳ではないけどさ……」
亮介は少し気が重かった
「こんにちわー、真由香久しぶり」
「友美さん、お久しぶりです」
亮介も頭を下げる
「本物の亮介くんだ〜久しぶり」
「久しぶり?お会いしたことありますか?」
「真由香……亮介くん私の事忘れてる」
真由香に抱きついて言った
「合コンしたことあるのに……」
「すみません……よく人数足らないって呼ばれるんで」
「まあ去年だしね…志穂は覚えてる?」
「……はい」
「亮介くんが志穂と付き合い出した時の合コンメンバーにいたの」
嬉しそうにピースをしている
「私志穂と同じサークルでさぁ」
あ〜思い出したくない合コンか……
「学祭の時に彼女がいるってお姉ちゃんが言ってたのが志穂さんて人?」
「そうよ」
「でも、さっき学祭の時は彼女いないって言ってたよ」
「ほんと?」
「少し前に別れてて……」
「そうなの?知らなかったー
じゃあ、志穂とはすぐ別れたんだね」
「そうですね」
「クリスマスはもう別の彼女がいたのは聞いてたんだけどー(笑)」
笑い事じゃないし、この人は真由が彼女とわかっていてそんな話をするのか……
真由香は亮介の隣で指を絡ます
真由……