犬系男子が可愛くてたまりません

「友美さんて何のサークルに入ってるんですか?」

「バドミントンサークルよ

弱いけどね、楽しくがモットーのサークルよ」

「そうなんですね」

「真由香は?」

「スポーツサークルです」

「亮介くんと同じなんだね、新入生に手を出して(笑)亮介くんてば」

「いえ、そういう訳では……」

「えー、ホントかな、いつから付き合いだしたの?」

「4月です」

「早くない?もしかして新歓コンパで志穂みたいにお持ち帰りしちゃった?」

「……あの、橋口さん……彼女の前なんでそういう話はやめてもらってもいいですかね」

亮介はため息をついた

「お姉ちゃん、そうよ、真由香がかわいそうじゃん」

「あー、ごめんね真由香

なんせモテるのよ、亮介くんは」

「知ってます」

1階から母親の声がした

「おーい、お昼出来たよ、みんなおりておいで」

助かったと亮介は思った

「ありがとう、おばちゃん

お母さんに連絡しとくね」

2人はさっさと降りていった

「亮介さん、顔色悪いよ、大丈夫?」

「ごめん……真由に嫌な話を聞かせて」

「ううん、亮介さんの付き合った人なんてたくさんいるのもわかってるし、もう真由はヤキモチは妬かないから大丈夫だよ」

「真由……」

「でも、珍しいよね、亮介さんがお持ち帰りするのは、ちょっと意外だった(笑)」

「僕の汚点だよ……また機会があれば話す」

「うん、わかった」

真由香は亮介の手を引いて下におりた


昼食を終えると2人は帰っていったが……

昼食中は今度は加奈ちゃんの方が高校時代の智也くんと真由の事を色々話すし……

2人は一緒に智也の家を継ぐものと思っていたなど

同級生だから仕方ないけど真由と智也くんは
周りからはカップルだと思われていたようだ

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