犬系男子が可愛くてたまりません

ある日、サークルに1人の女性が訪ねてきた

「すみません、バドミントンサークルなんですけど2人助っ人をお願いしたくて」

「はい」

穂乃香は正臣さんに電話をして部室に戻ってきてもらった

「お待たせしました」

「バドミントンサークルなんですけど、今度団体戦があって2人お願いしたくて」

「今、うちのサークルは経験者がいなくて初心者になるんですが…」

「大丈夫です、1年生なんでこちらも初心者です…あの指名出来ますか?」

「知り合いでも?」

「石森真由香さんを……」

真由香?
もしかしてお兄ちゃんの言ってたお姉さん?

申込書の名前を見る

「穂乃香ちゃん、第2体育館に行って真由香ちゃんを呼んできて」

「はい」

穂乃香は走って体育館に行った

「真由香〜」

バスケをしていた真由香は交代をしてコートを出た

「橋口友美って知ってる?」

「友達のお姉さん」

「バドミントンの助っ人に真由香を指名してきてね……」

真由香はタオルを持って穂乃香と歩き出す

「ちょっとだけお兄ちゃんには聞いたけど」

「あっ、ほんと?バドミントンサークルって元カノいるんでしょ?」

「真由香、大丈夫?」

「もう全然大丈夫よ、この大学に何人亮介さんの元カノがいると思ってんの(笑)」

「まあ、それはごめん」

「大丈夫、大丈夫…

バドミントンなんて中学の授業でやったくらいだけど出来るかなぁ」
< 113 / 157 >

この作品をシェア

pagetop