犬系男子が可愛くてたまりません

穂乃香はコーヒーを入れ真由香に連絡すると
昼過ぎに真由香がマンションにやってきた

「入っていいの?亮介さんはいないでしょ?」

「私がいいって言ってるからいいの!」

「どうしたの、怒ってるじゃん

亮介さんが何かやらかした?」

「聞いてよーー」

元カノの志穂が来たことを話した

「え?不思議ちゃん?」

「まあ、そうだからお母さんに別れなさいって言われたんだけどね」

「亮介さんに未練があるのかな〜」

「今日会うんでしょ?」

「亮介さん?」

「うん、誕生日じゃん」

「今日は夜にバドミントンの練習があるの

だから会うのは元カノさんの方かな〜」

真由香は苦笑いしていた

「練習何回か行ってるでしょ?

今まで会ってないの?」

「何かバイトが忙しくてね、今日は休みだから来るって友美さんからは聞いてる」

「それで、真由香はジャージなんだ」

「うん、夕方に彩とご飯を食べてから行くのよ、9時までかな」

真由香はコーヒー貰ってもいい?

と慣れた手つきでコーヒーを入れていた

「お兄ちゃんは会ってくれてる?」

「うん、日曜日はうちに泊まって朝起こすよ、いつもぼーっとしてるね」

「真由香に頼りすぎだな(笑)」

「今までは正臣さんに電話で起こしてもらってたみたいよ」

「……正臣さんかぁ」

「何も進展なし?」

「うーん、前にちょっと聞いたけど内緒っていわれたんだよね」

「彼女いそうだよね、いなかったらいないって言うよ」

「でしょ?だから諦めることにしたんだ〜

昨日ね誘われて映画に行ってきたの

レイトショーだったからここに泊まったんだよ」

「私の知ってる人?」

「神崎(かんざき)くん」
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