犬系男子が可愛くてたまりません

別の友達が亮介の鞄と袋を渡してくれた

「これは亮介さんのですか?」

「うん、貰ったらしい……

そこら辺は酔いが覚めたら2人で話して」

「はい、じゃあお疲れ様でした」

靴を履かせて店を出た

「帰ろ!」

「うん!」

外にでると少し肌寒くて亮介さんは目が覚めたみたいで……

「亮介さんの家で少し休む?真由の家に予定通り帰る?」

「真由んちぃー」

亮介は真由香と手を繋ぎ駅へ向かった

電車に乗ると亮介さんが謝ってきた

「真由……ごめん」

「ん?」

「髪濡れてる……お風呂入ってただろ?」

縛ってきたのだが気づいたようだ

「ちょうど出たとこだったの(笑)」

「帰ったら僕がドライヤー当てるね」

亮介さんはそう言うと真由香の肩に頭を乗せた

亮介さん、かわいいんだよね

駅から歩いて真由香の家に着く頃には亮介もだいぶ酔いは覚めてきていた

真由香の部屋に入り亮介はベッドに座った

「ふぅ……」

真由香は亮介にお水を渡す

「ありがとう」

ゴクゴクと飲むと自分で立ってコップを洗いドライヤーを持ってきた

「寝てもいいよ、自分でするから」

「ん、大丈夫……寝ちゃった僕が悪い」

じゃあとベッドの前に座って髪ゴムを外した

亮介さんの大きな手が髪の毛に入っていく

「よし、出来た」

手ぐしで軽くといてくれる

「ありがと」

亮介は真由香の頭を持ってキスをしようと近づいたが途中でとめた

「ごめん、つい……」

真由香はまだ未成年だからお酒を呑んでる時はキスはしないようにしていた

ドライヤーを片付けて亮介さんの寝る時のスウェットを用意する
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