犬系男子が可愛くてたまりません

次の日、真由香と穂乃香は学食にいた

「穂乃香はクリスマスの予定は?」

「ん〜まだ特に決まってないかな

真由香はまた冬休みはバイトに入るんでしょ」

「うん、お世話になります(笑)」

「映画くらいかなぁ……」

「神崎くんと?」

「まあね」

「その……付き合う気はあるの?」

「んー、わかんない」

「結構会ってるよね」

「映画だけね」

「遊園地とか行かないの?」

「無理、絶叫系乗れないし待つのも嫌」

「水族館とかは?」

「うーん、たくさん集団で泳いでるのが苦手かな」

「へぇー、知らなかった」

「真由香は活発だから平気そうね(笑)」

「田舎すぎて何もないからさ、修学旅行とかでアトラクションとか初めてで好きになったよ(笑)」

「はぁ、羨ましい……私も真由香みたいに活発になりたかったー」

「活発か〜でも穂乃香には穂乃香の良さがあるじゃない」

「何で私は運動神経がないんだろって思うんだよね」

「穂乃香に運動神経が備わったら無敵じゃん」

「昔は嫌だったよ、笑われるしさ、お兄ちゃんと兄妹ってホント?とかね」

「そっか……」

「好きな人と行くならきっとどこでも楽しいんだろうな……」

「うーん、でも苦手な事ははっきり言った方が相手もいいんじゃないかな

無理したら続かないと思う」

「だねー」

穂乃香は考えているようだった

夜、真由香は電話で亮介さんに穂乃香の事を話した

「そっか、穂乃香が苦手だから断ってたんだな

素直に神崎に言えなかったのか

穂乃香らしいかもしれないな」
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