犬系男子が可愛くてたまりません
「びっくりしたね」
「ちょっとー、真由香の仕業でしょ!」
「違うよ、偶然、だってバイトが焼肉屋って言うのは知ってたけどホントに店は知らなかったし、封筒の住所見てよ」
「お兄ちゃんの名前だ」
「この前2人で携帯から応募して亮介さんが当たって行けないから穂乃香にでもって私が今日サークルの時に預かったんだから」
「ほんとに?」
疑いの眼差しだ
「疑い深いなぁ」
真由香は携帯のスクショをだした
「この日の放送だから、私はフルーツ詰め合わせに応募してるでしょ?
亮介さんの携帯にちゃんとチケット応募も残ってるよ
あっでも亮介さんの事だからチケットきたから消してるかも(笑)」
穂乃香はとりあえず見て納得したようだ
「失礼します」
神崎が入ってきた
「穂乃香ちゃん、行けるから一緒に行こう」
「いいけど……」
「あと、この上映っていつものとこじゃなくて郊外の広い映画館だから車で迎えに行くから後で住所を教えて欲しい」
穂乃香はチケットをまた見た
「本当だ、気づかなかった」
「あと、サークルに出てたら間に合わないから休も(笑)
金曜の夜は車も多いし1時間は見とかなきゃいけないから」
「……わかった……休む」
「じゃあ、また連絡するね、ごゆっくり」
「めっちゃ嬉しそうだね神崎くん(笑)顔が笑っちゃってるよ」
「いつもだよ、笑ってるか、照れてるか」
「穂乃香?」
「無理して笑ってるんじゃないかなぁって」
穂乃香……