犬系男子が可愛くてたまりません
終わると亮介さんに運動場にいっておいでと言われた
「はーい、いってきまーす」
運動をしている真由香は楽しくて仕方なかった
全部回って穂乃香の所に戻ってきた
「穂乃香〜行ってきたー」
「お帰り〜どうだった?」
「楽しかった、もっとやりたい(笑)」
「じゃあ、あと備考欄に他の出来るスポーツ書いて提出して」
「ん?」
「水泳とか」
「あー、OK」
提出を終えると穂乃香の隣に座る
「もっと体を動かしたいなー、公園でも走ろうかな」
「ココアが逃げた公園?」
「うん、家から近いしね、穂乃香の家も近いの?」
「ううん、家は電車で3駅かな
あの日はお兄ちゃんだったから遠出してただけ、だからココアもびっくりしたんじゃない?
いつもと違う道だし、長い距離だし……
私はゆっくり歩くからね」
「3駅かー、結構な距離だよね、小型犬だしね」
「ちゃんと散歩コースは教えておいたのよ
ちょっとはお兄ちゃんも考えろって話しよね
あの人かなり天然だから行動読めないわ」
真由香は肩のストレッチをしながら思い返していた
天然か……あの時亮介さんは焦ってたから特にそこまで思わなかったけどな
携帯、財布は忘れてたけど、そんな人は普通にいるしね
「真由香ってスタイルいいね、スラッとしてかっこいい」
「え〜男っぽいってよく言われるよ(笑)
私は穂乃香の方が可愛くて女の子らしくて羨ましいよ、守ってあげたくなる」
「守られたいなぁ」
穂乃香はテーブルに肘をついて妄想していた
「なるほど、だから正臣さんみたいながっちり系がいいのか」
穂乃香は赤くなって
「やだ〜」
と顔を手で隠した
「お兄ちゃんもスポーツしてるからそこそこ鍛えてるけど上半身が弱いからな
正臣さんみたいなのが理想かな〜」
穂乃香は可愛いなぁ