犬系男子が可愛くてたまりません

真由香はマンションを出て近くのコンビニに行った

亮介さんの部屋なのに、私が暗証番号なんて知っていいのかな……

まあ、後で消せばいいか

コンビニで真由香は卵を手にして出会った時を思い出していた

卵は必要だよね(笑)

穂乃香がシャワーをする準備をしていると正臣さんから電話がかかってきた

「亮介はどう?無事に帰れた?」

「はい、今帰ってきて、トイレに直行してます」

「え?亮介、吐いてんの?」

「はい」

「亮介多分初めてだわ、吐くの、寝ることはあっても、穂乃香ちゃん1人で大丈夫?」

「寝ちゃうんですね、正臣さんにいつも迷惑かけてすみません

真由香が泊まってくれます」

「いや、いつもはちゃんと帰るよ、たまにだよ」

正臣さんは心配させないようにきっと言ってくれてるんだ…

「じゃあ、穂乃香ちゃん、亮介のこと頼むね」

「はい、わざわざありがとうございます」

電話を切った

あ〜正臣さん優しいなぁ

穂乃香はルンルン気分でシャワーに行った

「ただいまぁー」

「おかえり〜」

ちょうど穂乃香もシャワーからあがって髪を拭いていた

真由香は買ったものを冷蔵庫に入れる

トイレからは水を流す音はしていなかった

少し落ち着いたかな

「亮介さん、お水とタオル置きますね」

真由香はドアを少し開けてすぐ閉めた
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