犬系男子が可愛くてたまりません
「あっ……」
亮介さんに腕を引っ張られソファーベッドに座らされた
「だから真由香ちゃんが初めてのお泊まりだよ、一緒に寝よ!」
亮介さんがそう言うとあっという間に押し倒された
ちゃんと頭を手で持ってくれた
だから慣れてるんだって……
そのまま軽く抱きしめられて布団を被る
「おやすみ」
頭を支えてくれていた手は頭の上でポンポンとされた
は、恥ずかしい……ん?
私は穂乃香の方で寝るべきなのでは?
でも亮介さんに捕まってしまっている
「あの……テレビ」
「ん?消そうか?」
「いえ、音量を下げてタイマーお願いします、私静かすぎると寝れないんです」
「わかった」
真由香は亮介の胸が目の前にあり心臓の音が自分のなのか、亮介のなのかわからないまま目を瞑ってみたがちょくちょく目を覚まし……
こんなの寝れないー!
抱きしめられていたまま真由香は動けずにいた
朝方少しだけウトウトしていた真由香は亮介のお腹の鳴る音で目をあけた
「あっ、ごめん、起こしちゃった」
ふふっ、亮介さん可愛い
「おはようございます(笑)あっ!」
真由香は亮介の胸にまた顔を戻して布団の中でモゾモゾしている
「どうしたの?」
「恥ずかしいです、寝起きの顔なんて……」
「可愛いなぁ」
「あの、すみません、勝手にご飯炊いちゃいました、6時半にタイマーしてます」
「今6時かな、喉乾いた」
亮介は布団から出てキッチンに行く
真由香も座って軽く髪をなおす
「冷蔵庫に色々入ってる、買い物してくれたんだね」
「あっ、はい」
「お金使わせたね、今度ご飯奢るから一緒に食べに行こう」
「そんな、気を遣わないで下さい、私が勝手にした事なんで」
「気をつかってるのは真由香ちゃんの方、先輩に奢られなさい(笑)」
「……はい」