犬系男子が可愛くてたまりません
「この、女たらし!
真由香にはいくらお兄ちゃんでも本気じゃないなら勧めないんだからね
真由香が可哀想だから」
また穂乃香は僕のことを叱る
「穂乃香は真由香ちゃんとお兄ちゃんが付き合ったら反対するのか?」
「んー、お兄ちゃん次第かな」
二度寝すると言って穂乃香は寝室に行った
亮介も寝室に行きジャージに着替える
「お兄ちゃん、もう出るから帰るなら鍵を閉めとけよ」
「わかってる」
亮介は真由香に今から家を出るとLINEをしてから家をでた
亮介の家からは電車なら1駅だが歩くと30分ほどかかる
今日はお天気も良く散歩日和だった
亮介が公園につくと、真由香はストレッチをしていた
「早いね」
「あ、亮介さん!お天気が良すぎてじっとしていられなくて(笑)」
真由香ちゃんは元気だな(笑)
「穂乃香は起きましたか?」
「起きたけど二度寝するって言ってた」
「走りますか?ストレッチは大丈夫です?」
「歩いてきたから体はあったまってるよ」
「じゃあ……私が遅かったら亮介さんのペースで行ってくださいね」
2人は一緒に走り出した
5周走ったところで亮介の方がバテた
「無理、ちょっと休憩……ハァハァ」
「じゃあ、ベンチに居てくださーい」
真由香ちゃんは元気だなぁ
プラス2周で真由香も止めた
真由香はゆっくり息を整える
フゥ、フゥ
「いつもは、もっと走れると……思うよ」
ベンチから声が聞こえた
真由香は笑った