犬系男子が可愛くてたまりません

「大丈夫、真由香ちゃん!?

もしかして腰をやった?」

「そうみたいです、くしゃみしちゃて……」

「駄目だよ、うちの母親も腰を曲げてるときにくしゃみをしてぎっくり腰になったんだよ」

「ゆっくり起きようとしてたのに、どうしましょう」

真由香ちゃんの困った顔も可愛いなんて思った亮介は頭を振った

「とりあえず横になろう」

「う〜」

「支えるからゆっくりね」

亮介さんはゆっくり頭と腰を支えてくれてとりあえず横になれた

「すみません……想定外です」

真由香は痛さで汗をかいていた

「タオル持ってくるね」

タオルと枕と本を亮介さんは持っていた

「真由香ちゃん、枕取りに行ったら寝室にあったよ」

「穂乃香にLINEいれときますね」

亮介さんに携帯も取ってもらう

「今日はここで寝なよ、あっ、今日もか」

「駄目(笑)笑わさないで亮介さん、腰にくる」

「何もおかしな事はいってないんだけどな」

真由香の汗をタオルで優しく押さえるように拭く

真由香は笑いすぎて肩で息をしていた

可愛いなぁ

もう一度寝室にいって掛け布団を持ってきてくれた

寒くない?と言って布団をかけてくれた

「夕食買ってくるよ、何がいい?」

「手巻き寿司かおにぎりか……

片手で食べれるようなものがいいです

すみません、亮介さんも疲れてるのに」

「いや、真由香ちゃんより今日は動いてないから大丈夫……

どうせ自分の夕食も買いに行かなきゃだしね

じゃあ行ってくる、じっとしてるんだよ

すぐ戻ってくるから」

「はい……いってらっしゃい」
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