犬系男子が可愛くてたまりません
腰から背中にさすられる場所が変わった
「安心していいよ、側にいるからね」
真由香はウトウトと寝始めた
夜中にふっと目が覚めて真由香は腰を押さえた
「ん?痛む?」
「まだ起きてたんですか?」
「うん」
優しい笑顔だ
「痛み止め飲んで湿布を貼ろう、ちょっと待ってて」
亮介は市販の痛み止めと湿布を持ってきてくれた
水が飲めるように少し起こしてくれる
「少しズボンおろすね」
恥ずかしいけど仕方ない
亮介さんは下着までいかないギリギリのラインで湿布を貼ってくれた
亮介さんの方を向くのは恥ずかしいが体勢がそっちの方が楽だったので亮介さんに抱かれて眠った
朝、真由香が先に目覚めた
痛み止めが効いたのか昨日より少し足が伸ばせていた
トイレに……
真由香に回していた亮介の手をゆっくりはずして亮介から離れた
でもやっぱり1人では立てずにはってトイレまで行って帰ってくるとベッドにあがることは出来ずソファーの高さに頭をのせた
はぁ、しばらくこのままでいいや
真由香は頭を起こして亮介を見ていた
あっ!
こっちを向いていた亮介さんは寝返りをうって向こう側に落ちてしまった
「痛てぇ、びっくりしたぁ」
ソファーベッドを挟んで2人は顔を合わせた
「ぷっ、もう〜亮介さんたら…アハハ八」
真由香は腰を押さえながら笑った
「何で真由香ちゃんこそ座ってんの!え、真由香ちゃんも落ちた?」
急いで起こしにきてくれた