犬系男子が可愛くてたまりません
亮介はニコニコして母親に話す
「まあ、それが自然な行動ならいい子でしょうね
逆に亮介に好かれようとした行動ならちょっと……」
「いや、絶対にいい子」
「いい子はすぐ他の男に持っていかれるでしょうね
ましてや運動もできるんでしょ?
サークル内でもこれからモテるでしょうね〜
母さんも父さんが運動してるところかっこいいって思ったしね」
「父さんと母さんてバスケやってたんだっけ?」
「そうよ」
「何で穂乃香だけ運動神経がないの?」
「何でかしらね〜誰かの隔世遺伝なんだろうけど(笑)」
「でもあの穂乃香が認めてるくらいいい子なんだよ?」
「あら、珍しくあなたが本気そうね」
「そうなんだよな、でも会ったばかりだし」
「あら、知らない子に告白されても付き合ってたのに会ったばかりなんてよく言うわよ」
「それはそうだけど、サークルの先輩になるし穂乃香の兄ってことで、向こうも気をつかっちゃって」
「まあ、大学生活楽しまなきゃね、母さんは中退したから子供には楽しんでほしいわ」
「どうして中退したのさ」
「あなたが出来たからよ」
「え?知らなかった」
「まあ、お父さんは仕事をしてたからすぐ結婚したけどね
でもあなたを産んでよかったと思うし、まあ、付き合うことになったらそこら辺はちゃんとしてね
あっ、今までもちゃんとしてるか
顔はいいから(笑)何人つきあったかもうわからなくなったけど
そろそろ落ち着いて付き合って欲しいわね」