犬系男子が可愛くてたまりません

「ただいまぁー」

「サンキュー穂乃香、あれ?下だけ?」

「ブラはサイズがわからないし、寝てる時にしたくないもん

私の服は小さくて合わないからお兄ちゃんの服を貸してあげてね

あっ、白とか薄い色の服は駄目よ」

「わかった」

「シャワーくらいはさせてあげてよ」

「うん」

「亮介、おかず詰めといたからご飯だけ炊いてね」

母親からはおかずとサポーターをもらい急いで帰った

家を出ると穂乃香からLINEがきた

“ 明日、学校無理そうならノートとって帰りに寄るから真由香に言っておいて

それと変なとこばっかみせてるんだからちょっとはいいとこ見せなよね”

“ 了解”


亮介はマンションに戻ってきた

「ただいま」

「おかえりなさい」

真由香はベッドから足を降ろして座っていた

「座ってて大丈夫?」

「はい、ずっと横になってるのもしんどくて、色々体勢変えてます」

「穂乃香に下着を買ってきてもらったから今日は夜にシャワーをしようね」

「すみません」

「もう謝らないで、ねっお互い様

金曜日は僕が迷惑かけたし、僕は真由香ちゃんと一緒にいれて嬉しいんだよ?

お寿司の約束もあるしもっと真由香ちゃんと色々食事にも行きたいしね

今日は母さんがおかずを持たせてくれたから一緒に食べようね」

「お母さんにまで……後日お礼をさせて下さいね」

「伝えとくね」

「亮介さん、ご飯は炊けるんですね」

「うん、無洗米でするよ、何回も水切りとかするとお米流しちゃうんだよな〜

指の間から流れるんだよ、何でだろ」

真由香はご飯を炊く用意をしている亮介さんの言葉を聞いて笑いがとまらなかった

痛いよ(笑)、亮介さんは本当におかしいな

流れる前に止められないんだ

声を我慢して真由香は笑う
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