犬系男子が可愛くてたまりません

穂乃香が帰ると2人は真由香の作った夕食を食べ始めた

「今日は家に帰りますね」

「うん、後で送るね、いつでも来てくれて構わないからね」

「うーん」

あっ、そうだ

真由香は携帯を取りにいく

「あのー、これ……」

穂乃香とのLINEを見せた

「金曜日、穂乃香がシャワーするからその間に買い物いったんですけどオートロックの番号」

「うん」

「消した方がいいですよね」

「え?何で?構わないよ」

「でも、ちゃんとした方が……」

「どういう事?」

真由香は穂乃香にこの部屋は彼女は連れてこないことと、ベッドは穂乃香が選んだものだから彼女は寝させないでといってあるって聞いた事を話した

「今回は真由の急なぎっくり腰でベッドでも寝ちゃったし穂乃香に言わなきゃと思って

さっきはすっかり忘れていて……」

「真由なら穂乃香はいいよって言うはずだよ

でもまあ、引越しのときに言ってたのは間違いなくて僕も守っていた事だから穂乃香に明日聞いてみるといいよ」

「はい、まあ、勝手に入ることは基本しないから必要はないんですけどね」

「だね、同棲してる訳じゃないからね

真由にも合鍵を渡したりしたいんだけど、カードキーが2つしかなくて、1つは実家に置いてるからさ」

「そんなのは全然かまわないです

亮介さんがいないのに1人で家にいるなんておかしいですから……」

「ごめんね……でもちゃんと言っておくね

元カノを部屋に入れたことは1度もないから」

「はい(笑)」

「えー、何で笑うのさ、真面目に言ったのに」

亮介さんは少し拗ねた
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