犬系男子が可愛くてたまりません
「あっ、お疲れ様です」
「うん」
「時間はあるんですか?」
「ある、7時からだから」
「じゃあどうぞ(笑)」
初めての真由の部屋だ
亮介は少しドキドキした
「狭いでしょ?」
「いや、でもみんな大体1部屋だし、友達の部屋とかもこんな感じ」
真由香はアイスコーヒーを出してきた
「普通のペットボトルのですけど、どうぞ」
「ありがとう、充分だよ」
「亮介さん、サッカーやっぱり凄い上手いですね!
びっくりしました
プロと迷ったのもわかる気がしましたよ」
「えっ、見に来てくれてたの?」
「途中から少しだけですけど2本決めたのは見れましたよ」
「そっか、真由のことだから見に来るかと思ってたけど応援席見たらいなかったから…
今週サークルも休んでるからまだ腰が悪いのかなって」
「外に出る時はまだサポーターしてます
サークル行かなかったから会えませんでしたね」
「うん……無理はして欲しくないけど、少し寂しかった」
亮介はそう言うと少し頬が赤くなった
照れてる(笑)
「応援席のあの雰囲気はちょっと無理です
亮介さんアイドルですもん」
「そんなことないよ」
「真由は拍手で(笑)声は出せません」
「運動ではだせるくせに(笑)」
「それは別ですよ〜」
「僕は見に来て欲しいけど、真由が嫌なら無理は言わないからね
応援してくれる人がいるのは有難いし気合いも入るから声援には応えるようにはしてる…
過去にそれが堪えられないって別れた彼女も実際にいた」
「堪えられないって感じではないですけどね
亮介さん…楽しそうだったですよ」
「それはサッカーは好きだから楽しいよ」