犬系男子が可愛くてたまりません

「真由は運動してたから応援の有り難さはよくわかります

でももうファンクラブみたいになってる中には入れない

亮介さ〜んて大声で叫べないし、性格上ね

ファンと彼女はやっぱり違うと思いました

だから応援席の集団には入らないけど暇な時はスタンドのどこかで見てますからね」

「真由……ありがとう、そう言ってもらえて嬉しい」

亮介さんはニコニコな笑顔になった

好きなサッカーの事を話すと本当に嬉しそうだな

真由は話が途切れると立ってキッチンへ行く

チンと音がするとピザトーストが出て来た

「今日は介抱できないからお腹に入れていって」

「ありがとう真由!そういえば昼食べてなかった、いただきまーす」

「お昼食べてなかったんですか?」

「うん」

亮介はバックからゼリー飲料とバナナをだした

「それも食べてくださいね」

うんと頷いた

亮介の食べる姿が好きな真由香はずっと見ていた

可愛いなぁモグモグ(笑)

「おかず、無くなったでしょ?」

「うん、でも真由と一緒に食べたい…モグモグ…

金曜日とかは?」

「金曜日はゼミの女の子とご飯を食べに行くんです」

「じゃあ、どうしようかな、真由と食べたいのにな」

「何曜日が空いてそうです?」

「今週は……難しいかな」

「水曜日のサークルは出ます?」

「グラウンドが取れたらサッカー部に行く」

「もし、サークルなら買い物して作っておくからサークルが終わる頃に亮介さんの家に持って行って食べますか?

で、9時からの家庭教師に…はどうですか?」

「僕はいいけど真由を待たしちゃうなぁ」

「大丈夫です、大学を出る前にLINEくれれば」

「ありがとう……考えてくれて嬉しい……

ご馳走様

じゃあ打ち上げに行ってくるね」

「はい」
< 62 / 157 >

この作品をシェア

pagetop