犬系男子が可愛くてたまりません
夜に亮介から電話がかかった
「あっ、真由?水曜日約束してたんだけどサッカーの練習が入ったんだよ
だからまた今度お願い」
「はい、わかりました」
「練習終わってから直接バイトに行くから……ごめんな」
「はい、ちゃんと食べてくださいね」
「うん、じゃあ」
やっぱり練習入ってくるんだな……
金曜日、真由香は久しぶりにサークルに出ていた
「もう大丈夫?」
「うん、ありがとう」
同じサークルの彩ちゃんが声をかけてきてくれた
「今日バレーだって」
「やった、嬉しい」
バレー経験者の真由香は久しぶりで彩と体育館に急いで行く
「遅くなりました」
「正臣さん、あれ?お兄ちゃんは?」
部室にいた穂乃香は聞いた
「サッカー入ったって連絡きたよ」
「また?水曜日もだったね」
「この時期はしょっちゅうなんだよ」
「そうなんですか……お兄ちゃん私に連絡くれないし」
「(笑)あぁ、出席者名簿は穂乃香ちゃんが今は持ってるもんな」
「そうですよ、次から言っとかなきゃ」
穂乃香は亮介のところに✕印をした
「亮介はサッカーは部員として登録されてるから仕方ないんだよ」
「まあ1番好きですからね……
あっ今日から真由香が来てるんですよ」
「そうかよかった」
「ぶっちゃけ、正臣さんからみてお兄ちゃんの女の付き合い方ってどう思います?」
「人がいいなぁって(笑)」
「真由香は大丈夫かなぁ」
「亮介は真由香ちゃんのことは相当気に入ってるよ
真由香ちゃんが亮介の人付き合いの良さを理解できるなら続くんじゃないかな」
「そっか……」
「じゃあ、体育館行ってくる」
「はい」