犬系男子が可愛くてたまりません

「あっ……くう〜」

亮介さんの声が洩れる

「真由……やめて」

「おもしろーい(笑)今なら真由は亮介さんに勝てます〜」

亮介は四つん這いになってしばらく固まっていた

ふふっ

真由はその間に自分のベッドを直していた

やっと亮介さんがベッドの上に上がってきた

布団に入る

「はぁ、お待たせ、おいで、真由」

真由香が布団に入るとそっと抱きしめてくれた

「ごめんね、真由……少しでも疑って」

「うん」

真由香は亮介の方を向き胸に頭をつけて眠った

亮介さんは真由をハグしてくれて、真由も亮介さんの腰に腕を回して寝る

腰を痛めてからこの体勢が心地よくなっていた

亮介さんは頭も背中も大きな手でなでてくれるのだ



朝になると真由香はそっと布団を出て朝食の支度を始めた

暫くすると亮介さんは起きてベッドの上であぐらをかいてボーっとしていた

「おはようございます」

「ん……おはよ」

「昨日の事は覚えてますか?」

「何となく?」

髪の毛をかきあげている


「朝ごはんにしましょう」

真由香は温かい卵雑炊を出してきた

小さなテーブルに置くと、亮介もベッドからおりて座った

「またたくさん呑んだんですか?」

「うん…熱っ」

真由香は隣でフーフーして冷ましたのを亮介の口にいれた

「美味い(笑)」

「昨日こっちに来てから何を話したかは覚えてますか?」

「うん、ごめん、ちゃんと記憶はあるよ

ヤキモチ妬いたよね」

「あのね、亮介さん……男の人と一緒にいるだけでヤキモチ妬くのはやめてくださいね!

それなら亮介さんの周りにもたくさん女の人いるでしょ?」
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