犬系男子が可愛くてたまりません
「俺がサッカー部を辞めた後も仲間に入れてくれてつるんでるんだよね
昨日はリーグ最終戦で、外で呑んだ後、そいつの家でリーグのビデオみたり遅くまで起きてて……
朝のタイマーを入れるのを忘れてた……
本当にごめん」
話が終わると亮介は正座した
「亮介さんはさ、結構サッカーを優先にして今までの彼女とかは別れてきたんでしょ?」
「……否定はしない、サッカーの時期はやっぱり多いかな」
「亮介さんのバカ……
そういうことは最初にいうものですよ」
「最初とは?」
「今日とかだって泊まるのがわかった時点で連絡するとかです!
友達の家に泊まってるなら家に亮介さんが帰ったら真由に連絡をくれればいいことでしょう?
多少寝坊したって真由は連絡あるまで家で待っていられます」
「あっ、そっか……」
「真由は朝が弱い亮介さんを知ってるし
サッカーを優先する亮介さんは嫌じゃないし
理解してあげたいんです
好きなサッカーをして欲しいと思うから…」
「ありがとう、真由」
「だから呑む前に言って欲しいんです
真由が泣いたのは、大事な日に家に帰ってなかったのと女の人の声です
亮介さんの朝ごはんを他の女性が作るなんて嫌だったの
だから全部話さなくてもいいんだけど……
どうしたら、こういうすれ違いがなく行動出来るかを考えて欲しい……です
あと、真由も昨日の電話の時に酔ってないか確認すればよかったと今思ったので、亮介さんだけが悪いんじゃないです」
「わかった、考えるね」