犬系男子が可愛くてたまりません
「亮介、あんたねぇ、サッカーも大事だけど真由香さんも大事にしないと駄目でしょう
何回同じ事を繰り返してるの?」
「でもそれでもいいって子を無意識に探していたのかも……
サッカーのメンバーは大事だし、そういうのもわかってくれる子」
「サッカーが優先なら付き合う方をやめればいいと父さんは思うけどな」
「父さんだってせっかく大学に入学したのに何、中退させてんだよ」
「まあ、仕事始めてお金貯めて初めて旅行に行ったらつい……」
「ついじゃねーだろ」
「ちゃんと仲直りしたんでしょうね?」
「うん、サッカーの事も説明したし、泊まるなら家に帰ってから連絡くれたら行くって」
「彼女の方が1枚うわてだわね」
「でもすごく泣かせちゃった……
しっかりしてると勝手に思い込んでた
真由香ちゃんには悪いけど女の子が泣いてるとこ初めて可愛いなんて思っちゃって」
「今までどんな思いで女の子が泣いていたのか反省しなさい」
「うん、そうなんだよ、泣いてもそこまで悪いと自分で思わなかったんだよな
大事にする」
穂乃香の部屋は可愛くて女の子の部屋っぽく白を基調にした部屋だった
「話はわかったけどさぁ、やっぱりお兄ちゃんが悪いよ」
「まあ、今日は確かにね、でも理由もわかったし、まだ私達は知らない事が多すぎるから」
「お兄ちゃんの天然はすぐは慣れないよ〜」
「亮介さんが天然なのは結構早く理解したよ
それが可愛くて、ほっとけないって言うか
穂乃香も亮介さんの事をほっとけないでしょ?」
「それはやっぱり家族だし、それなりに可愛がってもらってきたしね
本当に優しいからお兄ちゃんの事は好きだよ」
「でしょうね(笑)」