犬系男子が可愛くてたまりません

「でも両親と食事するのは歴代彼女で真由香が初めてだよ

お父さんが嬉しそうでずっとご機嫌だったわ」

「そっか……でもサポーターの件があったからだと思うよ」

「お兄ちゃんてね、前も少し話したけど、お母さんに話すし連れてくる子もいるしなんだよね

実際お母さんが気に入らなくて別れた子もいるくらいマザコンだよ?」

「私、今日試されてるのかな(笑)

でも、うちもお母さんはお兄ちゃんの事を可愛がるから少しわかるよ」

「そっか、でも真由香なら大丈夫よ

ココアの話の時からお兄ちゃんは嬉しそうにお母さんと私に話してたからね

お母さんも会うのを楽しみにしてたし」

「超恥ずかしいんだよね

あっ、ココアに会いたいな」

「じゃあ、散歩に行く?」

「いいね!」

2人はおりてきて穂乃香はリードを持っていた


「穂乃香、長いよー」

「真由香とココアの散歩に行ってくるね」

奥の部屋からココアを連れてきた

「まだ僕は待つの?」

「いってきまーす」

2人はココアの散歩に出かけた

「亮介、寂しそうね(笑)」

「穂乃香は絶対わざとだよ」



30分ほど経って2人は散歩から帰ってきた

「そろそろ帰る?」

「あっ、はい」

「じゃあ、これ持って帰ってちょうだい」

お母さんがメロンを袋に入れた

「そんな、是非ご家族で食べてください」

「メロンは亮介が好きだから買ってたのよ

切ってだしてあげて」

「あっ、分かりました」

真由香がメロンを受け取ると袋を亮介さんが持ってくれた

「あ、ありがとう」

やっぱり優しい……
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