犬系男子が可愛くてたまりません
「あの、ごめんなさい」
「何が?」
「真由が子供で……キスも上手く出来ないし
その我慢もさせてるでしょ?」
真由香は自分でもわかっていた
大人のキスも出来ないし亮介さんみたいに彼女が変わる人は絶対Hだってたくさんしてるはず
大事にしてくれてるのはわかる
「そんな事ないよ、慣れてる方がおかしいよ
可愛い、好きだよ真由」
その言葉は嬉しかった
真由香は亮介の胸に頭をつける
照れている時の真由香の行動だ
「やっぱり真由呼び……嬉しいです」
真由香は亮介に手を回して引っ付いた
「じゃあ、真由、1つ言うことを聞いて欲しいんだけど」
「はい?」
「そろそろ敬語やめて欲しいな」
「あっ……はい」
「ん?」
「うん、わかった(笑)サークルの時は気をつけるね」
「僕は言ってもいいんだけどなー」
「真由が恥ずかしいもん」
「じゃあ、真由は僕に告白してくる子がいても嫌じゃないんだね?」
すでに何人かに告白はされているが断っているのは真由には内緒だ
「それは……ちょびっと嫌…だけど亮介さんの事信じてるもん
彼女がいる時は告白は断わるんでしょ?」
ヤバい、敬語じゃない真由が可愛い……
「そっか嬉しいな、僕は信用されてるんだ」
「それはそうだよ……
逆に今までが不思議だよ、1番長くてどのくらい付き合ったの?
そもそも名前とか覚えてる?」
「それはさすがに覚えてるよ」
「真由はどのくらい付き合ったら亮介さんの1番になれる?」
真由の言うことが可愛いなぁ
「だいたい1年かなぁ」
「たった1年?」
真由香は亮介に背を向けた
「ん?どうしたの?」
「やっぱりちゃんと選んでから付き合った方がいいよ」
「だから僕は真由を選んだんだよ、こんなに好きになったのは真由が初めてだ」
後ろから抱きしめてくれた