犬系男子が可愛くてたまりません

朝、時間になり亮介を起こす

「起きて、亮介さん!」

「もう……ちょっと……」

亮介さんは本当に朝が弱い

「亮介さん、一限あるでしょ?
真由先に食べるよ?」

「食べる……」

やっと起きてぼーっとしている

こんな姿は元カノにも見せてたのかなぁ

「ふぁぁ」

大欠伸をする

「いただきまーす」

「あっ、食べる食べるよ」

やっとベッドから出てきた

今朝はパンとコンソメスープとサラダを用意した

亮介も食べ始めると気づいたように携帯を手にする

「一限はいつも正臣に起こしてもらうんだ、LINEしとかなきゃ」

「朝が弱いんですね」

「(笑)そうだね、これからは真由にお願いするよ」

「うん!」

嬉しい……頼りにされるの



朝食を終えて大学へ行く支度をする

亮介さんは少しくせっ毛のようで小さめのコテを使っていた

お泊まりセットにしているらしくポーチに色々とはいっている

「亮介さんて私より女子力があるね」

「昔からサッカーの合宿や、遠征に行ってたから泊まりは慣れてる(笑)」

「あっ、なるほど」

2人は一緒に玄関を出た

真由香は鍵をしめるとポケットにいれてあったもう1つの鍵を亮介に渡した

「今日、私の方がテニスがあるから帰るの遅くなるからこれ……」

「合鍵?」

「うん……先にテスト勉強しててね

用事ができたら連絡入れて」

「ん、りょーかい(笑)」

昨日から渡そうと決めていた

さすがに緊張した
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