犬系男子が可愛くてたまりません

テニスの練習が終わり真由香が家に帰ると亮介が勉強をしていた

「ただいま」

「おかえり、暑かっただろ?」

「うん、シャワーしてもいい?」

「もちろん」

ふう……今日は暑かったな



「あれ?亮介さん、メガネかけてる」

真由香はシャワーから出るとテーブルに寄っていった

「目悪いの?」

「微妙なんだよね、サッカーの時は使い捨てのコンタクトをつける

免許更新がギリギリだから車の運転とかはメガネかコンタクト

普段は裸眼でも大丈夫なくらいなんだよ」

「へぇー、知的(笑)」

「そんなことないよ」

シャンプーの匂いがふわっとして真由香は立った

あっ、同じ香りだ

亮介は昨日真由のところでシャワーを浴びてからこの匂いが気に入っていた

「亮介さん、何か食べた?」

「おにぎり1個夕方に食べた」

「軽く食べる?」

「うん」

真由が冷蔵庫を開けるとプリンが入っていた

「亮介さん、プリンがあります」

まだ敬語の癖が残る

でも可愛いからいっか……

「おにぎりを買った時に買ったよ、真由の分」

「わ〜ありがとうございます」

こういうとこ優しいんだよね(笑)

2人は夕食を食べて暫くテスト勉強をした

真由香は大きなあくびをする

「疲れた?今日はもうやめとく?」

「うん、頑張った(笑)

大学のテストって初めてだからどんな形式か全くわからない

亮介さん、頼りにしてますね」

「まかせなさい(笑)僕はそろそろ帰るよ

明日は午後からの授業だし、真由もゆっくり休むといいよ」

「ありがとう」
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