幼なじみマリアージュ~偽装のはずが、エリートパイロットの溺愛が開始されました~
プロローグ*見合い話はお断り
大手航空会社『ジャパンエアホース』本社。
我が国を代表するフラッグキャリアとして有名。
私は取締役の父・朝比奈卓(アサニハスグル)に呼び出された。
「桑田…例の封筒を」
「承知しました」
と秘書の桑田さんは父に命じられるまま封筒を持って来た。
私の目の前に差し出された厚みのある封筒。中身はきっと見合い相手の釣書だと見て取れた。
「私…見合いはしませんよ…お父様」
「しかし…結(ユイ)お前もいい年だろ?そろそろ…」
「心配は無用です…私には相手が居ますから…だから、見合いは致しません!!以上」
私は封筒を突き返して、桑田さんの淹れたコーヒーを啜った。
「・・・では、結…一ヵ月以内にその相手をこの私に紹介するんだ…いいなっ!!」
父も負けてなかった。
売り言葉に買い言葉。
私は自分から墓穴を掘ってしまった。
朝比奈結(アサヒナユイ)
航空会社『ジャパンエアホース』の社長令嬢。二十八歳。勿論独身。
彼氏はいません…相手が居るなんてハッタリです。
私自身はCA(キャビンアテンダント)
久しぶりの休日で、銀座に繰り出してショッピングしようと思っていたが、父の思わぬ呼び出しと見合い話の波紋で失せてしまった。
我が国を代表するフラッグキャリアとして有名。
私は取締役の父・朝比奈卓(アサニハスグル)に呼び出された。
「桑田…例の封筒を」
「承知しました」
と秘書の桑田さんは父に命じられるまま封筒を持って来た。
私の目の前に差し出された厚みのある封筒。中身はきっと見合い相手の釣書だと見て取れた。
「私…見合いはしませんよ…お父様」
「しかし…結(ユイ)お前もいい年だろ?そろそろ…」
「心配は無用です…私には相手が居ますから…だから、見合いは致しません!!以上」
私は封筒を突き返して、桑田さんの淹れたコーヒーを啜った。
「・・・では、結…一ヵ月以内にその相手をこの私に紹介するんだ…いいなっ!!」
父も負けてなかった。
売り言葉に買い言葉。
私は自分から墓穴を掘ってしまった。
朝比奈結(アサヒナユイ)
航空会社『ジャパンエアホース』の社長令嬢。二十八歳。勿論独身。
彼氏はいません…相手が居るなんてハッタリです。
私自身はCA(キャビンアテンダント)
久しぶりの休日で、銀座に繰り出してショッピングしようと思っていたが、父の思わぬ呼び出しと見合い話の波紋で失せてしまった。
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