幼なじみマリアージュ~偽装のはずが、エリートパイロットの溺愛が開始されました~
「あ…幸人さんにこの間、空港ロビーで会いました」

「えっ?あ・・・そっか…あれは他人の空似じゃないんだな」

「ルキ君も会ったの?」

「あ・・・ロケ中にね…似た人がいるかと思ったけど…幸人さん本人だったのか」

「ニューヨークからの帰りだと言ってました」

「父からも近い間に幸人さんが帰国するって訊いた…帰国したんだな…えっ?」

ルキ君は手に持っていたスマートフォンを見て、驚愕した。

彼の顔から血の気が引いていくように見えた。

「嘘だろ!?」

「どうしたんですか?」

「…樹里が捕まった…」

「えぇ~っ!?」

< 106 / 196 >

この作品をシェア

pagetop