幼なじみマリアージュ~偽装のはずが、エリートパイロットの溺愛が開始されました~
「こんにちは…久しぶり…ルキ君」

「オッス、ルキ」

「二人揃って…今日はお休み?」

「まぁな」

ルキ君のベットの周辺はファンからの見舞いの花で彩られていた。

「ウチは生花の見舞い品が原則禁止なのに…迷惑な話だ」

「…ツィッターでも一応、ファンたちにメッセージ送ってるんだけど…悪いな」

「・・・ゲンキそうで安心した」

「…まぁ―・・・後二、三日すれば退院する」

「俺はまだお前の退院、許可してないぞ。ルキ」

「病院に居ても迷惑掛かるだけだろ?」

「そうだけど…」

「なら早くさっさと退院させてくれ」

「ルキ…貴方の言っていたモノ…買って来たわよ」

「あ!?」

古谷さんが病室に入って来た。

「結さんと祐斗さん…」

「久しぶり…元気だったのね…」

彼女と別れたのはあの日以来。
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