幼なじみマリアージュ～偽装のはずが、エリートパイロットの溺愛が開始されました～
ガストフロント～祐斗side～
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「君達を呼び出したのはほかでもない」

俺と舞ちゃんの婚約者であり結の後輩男性CAの古村が社長に呼び出された。

俺達を社長室に呼び出した事は結と舞ちゃんには秘密だと釘を刺された。

「お義父さん、話と言うのは？」

「二人の今後の話だ」
「えっ？」

俺と古村は顔を見合わせる。

「わしは娘たちの夫となる男性に自分の後継を譲りたいと考えていた」

「社長の椅子をこの俺達に譲りたいと言うコトですよね」

「だから…祐斗君にはパイロット、古村君にはCAから本社勤務に転属して、経営のノウハウを学んで貰いたい」

「待って下さい。それは…」

俺が返事に戸惑っていると古村が即答で応えた。

「分かりました。社長」

「古、古村！？」

「祐斗君はパイロットの仕事に誇りを持っている。それはわしも理解している。でも、わしの娘と結婚したんだ」

二の次にそれを言われると俺も言い返せない。

お義父さんは意外と強引な性格で自分本位なトコがあった。

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