幼なじみマリアージュ~偽装のはずが、エリートパイロットの溺愛が開始されました~
凛々しい制服姿の祐斗はジッと私の顔を見る。
「私の顔に何か付いてますか?草壁さん」

「目と鼻と口が付いてるよ…」

「それは顔のパーツとして当たり前でしょ?」

「目と鼻と口が無きゃ…のっぺらぼうだな…」

「無口な草壁さんが冗談言ってる・・・」

「・・・おーい・・・草壁!!ブリーフィング始めるぞ!!」

水瀬さんが大声で祐斗を呼ぶ。

「今、行きます!!結とフライト出来なくて…残念だ・・・じゃあな・・・」

祐斗は嬉しそうに浮足で水瀬さんの元に行った。

「・・・何だか…今までの草壁さんと違いますね…朝比奈さんとの結婚で完全に浮かれてますね…」
古村君は別人を見るような目つきで祐斗を見た。
「・・・」

私は盛大な溜息を吐いた。


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