幼なじみマリアージュ~偽装のはずが、エリートパイロットの溺愛が開始されました~
明日はお互いに休日とあり、水瀬先輩と久しぶりに食事をした。
機長に昇進して禁酒中の水瀬先輩。
今夜は特別なのか久しぶりに酒を飲みまくっていた。
何があったんだろう。
「水瀬先輩…何だか様子がおかしいですよ・・・どうしたんですか?」
「草壁…訊いてくれ…実は…俺…葵にフラれたんだ・・・」
「えっ!?水瀬先輩…葵さんにフラれたんですか!!?だって…ずっと葵さんと莉緒ちゃんに尽くして来たでしょ?その水瀬先輩をフルなんて…葵さん酷いですね…」
「葵の前にアイツが現れたんだ…」
「アイツ??」
「…『フロンティアカンパニー』の取締役・宇佐美充斗(ウサミジュウト)だ・・・」
「宇佐美社長?」
「お前には今まで言わなかったが…莉緒のパパは宇佐美社長なんだ…」
「!!?葵さんをハワイの教会で放置したのは宇佐美社長なんですか!?」
「そうだ・・・アイツ…転落して、葵とのコトを忘れてしまったようなんだ…で、つい最近記憶を思い出して…葵に近づいて来たんだ…」
「・・・」