幼なじみマリアージュ~偽装のはずが、エリートパイロットの溺愛が開始されました~
「就寝中にすいませんでした…」

「いいよ…草壁のおかげで俺もようやく諦めがつく…」

―――やっぱり…水瀬機長は就寝中だった。

「・・・プライドの高そうな宇佐美社長が俺に謝罪に来るなんてな…驚いたよ…」

「水瀬先輩…」

「…葵と莉緒も元気そうだし…三人での生活は上手くいっているんだろうな…」

「・・・」

「で、お前らはどうする?」
「あ…私は部屋に帰ります…」

「じゃ俺が部屋まで送る!!」

「いや…別に一人で大丈夫よ…祐斗」
「ダメだ・・・結お前は嫁入り前の大事なカラダだ…誰かに襲われたら、困る」

「困るのはお前だろ?草壁…そう言ってて…お前…送りオオカミになるなよ…」

「俺は…」

「じゃおやすみなさい…水瀬機長」

「おやすみ、朝比奈さん」

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