幼なじみマリアージュ~偽装のはずが、エリートパイロットの溺愛が開始されました~
デブリーフィングを終え、私と祐斗は一緒に帰った。

「…明日は休みだな…結は?」

「私は出勤よ…」

「そっか…残念だな…同じ休みなら…このまま…俺の部屋誘おうかと思ったのに…」

祐斗は夜空に向かって両手を上げて、残念そうに漏らす。

「祐斗貴方ね…」

「何?」

「何って…先走りし過ぎよ…」

「・・・ゴメン…つい・・・」

「祐斗って…ストイックだと思っていたけど…意外とHよね…」

「・・・ストイックって…俺だって男だ…
性欲はあるぞ…」

「・・・私はキスだけで心の整理が付かない…そのまだ・・・次の段階は無理だから…」

「・・・分かってるよ…待つから安心して…結」

「本当に待てる?」

「・・・我慢すればいい話だ…でも・・・出来るだけ早く式は挙げような…結」


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